本日の午前は裁判所に行っていました。なんか今年に入って月に2回は裁判所に行っている気がします。金を払わない者どもが3名いるので、その対応です。
さて、孤独死発生でこうなったseason2の連載中なんですが、私の見立てで約170万円の修繕費のうち40万円分は亡くなった生活保護の居住者のお子さんにて対応され、本丸の原状回復費110万円については、保険でという話で保険申請したというのが前回までの話です。そして、その申請で一悶着あったというのが今回の話です。
ということで、「孤独死保険がでないだと!!」、について。
孤独死保険について
私が加入しているのは東京海上日動のものです。孤独死した時に、原状回復や次の募集の広告費等を100万円を上限として補償されるものに入っています。この上限は100万円だけでなく、200万円と300万円も選択できます。それらを選択すると保険料が2倍、3倍となります。
ワンルームの場合は大体100万円~150万円ぐらいかかるので、上限200万円のものだと保証をつけすぎ、100万円だと少ないかも、というところです。上限150万円があればちょうど良いのですが、ないので上限100万円を選択しています。
この上限100万円の保証とは別に、空室期間の賃料や、事故物件等になり賃料が下がった時の、1年間の賃料保証がついています。こちらも、1年のみでなく、2年、3年を選べますが、1年で十分だろうということで、1年を選択しています。
保険申請について
さて、この孤独死保険、原状回復等の保険申請と、賃料の保険申請は別々にやることになります。原状回復の保険金の申請は、完了後に申請です。今回の場合は支払った証拠などを求められましたね。スマホで振り込んだんで、その振込結果の画面を送付しました。以前は見積もりだけで保険がでていましたが、火災保険と同じで悪さをする者が増えてきたんでしょうか。
ちなみに保険の事故受付は、孤独死発見後に速やかにやっておきましょう。私の場合も発見した当日にやりました。
上限100万円がでない
でと、当然に上限の100万円の保険金がでるものとして手続きをしていたんですが、保険会社が次のようなことを言い出します。
査定は80万円です。
、、、
、、、
、、、
ふざけんな!!!
クロスやクッションフロアの張替えやボードの交換等の一部を勝手に削ってきたのです。これらの交換は孤独死の修繕とは関係ないとかぬかします。そして、保険代理店の担当の方と一緒に、何日かかけて押し返すことになり、上限の100万円となりました。
見た目はきれいに見えるので、一見必要ないとか思うのかもしれないですが、ちゃんとやらないと臭いが残ります。工事をしていた時も、最初は使えそうなクロスなどはそのままでとやろうとしましたが、工事中に、やっぱり全ての工事をしないと臭いが残るということになり、110万円分の工事をしました。
約110万円のうち、100万円は保険金で、残りの約10万円は通常の入居者負担の原状回復費相当であったので、敷金を使ったのと、敷金で足りない分はお子さんに支払ってもらいました。
こうして、孤独死発見当初は170万円かかると見積もっていた費用負担は0円にすることができました。発見したのは6月中旬、原状回復が完了し募集開始できたのが8月下旬です。9月の募集に間に合った。こういうのもあれですが、いい感じ? です。
さて、募集はどうするのか、賃料はどうするのか。
↓ これまでの話です。
- 第0話:不動産投資の孤独死発生でこうなった season2が始まります
- 第1話:それは1件の滞納から始まった
- 第2話:警察からの依頼
- 第3話:2度目の生存確認
- 第4話:開かずの扉
- 第5話:開いたパンドラの箱
- 第6話:修繕費等で200万円
- 第7話:知ったこっちゃないんだけど
- 第8話:孤独死の修繕費
season2の連載中ですが、 「孤独死発生でこうなった season1」につきましても、多くの反響をいただいてます。ご興味ありましたら次のseason1 第1話からご覧ください。
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