不動産投資で規模を拡大していく場合に、多くの方に立ちはだかるであろう融資の壁。不動産業者の斡旋でという方もいれば、自身でアレンジするという方もいるかと思います。私はこれまで全ての融資において自身でアレンジしてきました。
会社員で不動産投資を始めて間もなかったり、初めてであったりする場合で資産が少ない場合は、自身でアレンジするにせよ業者斡旋にせよパッケージ型の融資を使うことになろうかと思います。私もそうでした。
このパッケージ型のローンなんですが、不動産投資である程度の規模を狙っている場合は、使う順番というものがあります。
上限金額や数等の制限がある
パッケージ型のローン、色々あり、それは時と共に取り扱う金融機関や商品が変わってきます。なので時代によってどの金融機関のどの商品を、どのような順番で使っていくかというのは変わってきます。しかしながら普遍的なこととして言えることの一つ。
それは目指す規模まで融資を受け続けられる順番で融資商品を選定する、ということです。
例えば今だとどういうことか
例えば今だと、次のようなものがあります。
- 融資可能なのは最初の1件のみ(不思議なんですがあるんですよね)
- 会社員の年収の6倍とか10倍とかが融資金額の上限
- 給与所得のみでなく不動産所得も含めて審査
具体的な金融機関は伏せました。
この場合、上記の1,2,3の順で受けるのが良いかもしれません。初めて融資を受けるときに2か3の手段をとったら、もう1は使えないということです。
自分の購入する物件で使えるローンで一番条件の良いものを選択するんですが、その条件の一つとして順番も考慮するということです。
自分の場合はどうだったか
10年以上前なのであくまで参考ということではありますが、自分の場合は次の順を考えて融資の利用を開始しました。
- オリックス銀行(当時はオリックス信託銀行)
- SMBC信託銀行(当時はシティバンク)
- スルガ銀行
当時はオリックスが他の借り入れも含め会社員年収の6倍から10倍が上限、SMBC信託は他の借り入れを見ない(程度はあったんでしょうが)、スルガは会社員年収の20倍が上限、人によって条件は変わってきたかとは思いますが、このようになっていましたので、順番としてはオリックスからとなりました。
目指す借金が1億円とかでしたら、順番とか気にしなくてもよかったんでしょうがFIを達成するためには、こちらに記載したように借金1.7億円という計算になったので、1億円以上の融資を受ける必要がありました。なので融資を受ける順番を気に掛けていました。
なお、結果的にスルガは使ってませんし、今はオリックスも使っていません。スルガを使う段階になった時に、スルガの融資で上手くいくような物件には出会えなかったんですよね。なので、オリックスの借り換えも含めてパッケージ型ではない融資を受けるべく金融機関を開拓しました。
1億円を超える融資を受けたいという場合は、融資を受ける順番というのがあるというのも知っておいて良いですね。
次の記事はパッケージ型から脱却した時の話です。
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