老後の為に投資する事の真実

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直接会う、会った事があるような方に、投資について聞かれることが良くあります。何故に投資をするのか、それは人によって異なるのですが、大概において根本的な話を聞かれるというよりも、商品やアセットクラス、テクニック等について聞かれるようなことが多いです。一般にプロと認識されている、金融機関の会社員のような方であってでもです。

投資をする、それは何かしらの目的があり、その手段の一つとして投資を選択するということに他ならないんでしょうが、そこを抜かして投資の話をすることはできないんですよね。それなしに商品やテクニック等についての説明なんてしても、意味がない話をしているという事になるでしょう。



この何のために投資をするのか、老後の為にと言われることは多いです。老後の為にというのと、投資というのが結びつかないので、何で老後の為にということを聞くと、どうやら多くの方が次の式を成り立たせたいようです。

 生涯収入 > 生涯生活費

老後の為に投資をすると言っているのは、どうやら上記の式を成り立たせたいということのようです。つまり、別に老後とは関係ない話なんです。

ということで、老後の為に投資する事の真実、について。

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何でそう考えるのか

生涯収入 > 生涯生活費、これが何で老後の為の投資という話になるのか。そもそも老後とは何なのかとか思いますが、どうやら多くの会社員、公務員にとっては給与所得がなくなることを老後と言っているようです。別に老後ではないんですけどね。

では、給与所得が無くなっても、生涯収入 > 生涯生活費、これを満たすためにやることは何か。その手段の一つとして投資ということになるんですが、他に優先してやることと言うものがあります。そして、それをやっていない方も多いでしょう。何年か前に2000万円問題で騒いでいたのもそういうことの現れとして捉えています。



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生涯収入と生涯生活費を把握する

生涯収入と生涯生活費、これがいくらなのかを把握する、これが投資に先立って重要な事です。投資と並行して徐々に把握していくということでも良いですが、やる必要があります。

当ブログにご訪問いただく方の年齢のボリュームゾーンは35歳~44歳、相談される方の年齢は30代後半から40代半ばです。会社員で40歳ぐらいだと、生涯収入と生涯生活費は把握できるでしょう。

そして投資が無い状態(年金等があるので少々語弊があるかもしれませんが、この記載とします)で、生涯収入 > 生涯生活費、これが達成できないとき、その時に生涯収入に入る変数の一つとして、オプションで投資が入ってきます。オプションでというのは、生涯収入を増やす方法は、必ずしも投資に限らず、他の方法でもよいからです。



よく、投資は余裕資金で等と聞きますが、私には意味が分かりません。生涯収入が足りないから投資して生涯収入を増やすというのが先にきますので。生涯収入 > 生涯生活費、ここを把握していない方、自身の将来にかかるお金についての意味が分かっていない方、その方々においては余裕資金でというのは当てはまるのかもしれません。その場合に余裕資金の余裕という言葉はおかしいですが。

消費しきれないお金を預貯金で持っててもしょうがないんで投資する、というのが余裕資金で投資となります。そのような方は極めて少数なので、マスに向けて余裕資金と言っているのはこちらでは無いですね。



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変数とその値を導き出す

生涯収入と生涯生活費、この2つの中には、それぞれに様々な変数が入るんですが、何の変数があるのか、生涯収入であれば退職金や老齢年金等もそれぞれ変数です。生涯生活費であれば、税金や社会保険料等も変数としてあります。そしてそれがいくらなのか、どのようにいじっていけば、どのように変数の値が変わってくるのか。いじるというのは、例えば老齢年金を何歳から受給するのかや、給与所得の喪失を何歳からにするのか、そういうことです。

変数を把握し、その値を自身にとって最適にしていくと、65歳まで会社員をやらないといけないと思っていたけど、実は58歳で辞められる。そのように、数年単位で変わってくるかもしれません。自身の自由に使える時間が実はもっと多くあったのに、それを他人のために消費しようとしていた、その回避ができた、そのような事が起こりうるのです。

これらを把握する過程では多くの書籍や記事などに触れることになります。その知識は将来の自身のお金を支える土台となり、必ずや役に立つものとなるでしょう。

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↓老後のお金の不安への対処。投資の前にやるべきこと、についてです。

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